墓場鬼太郎 #10 ブリガドーン

白日夢のような怪奇譚。ホラーとかファンタジーとかのジャンルがひとくくりに怪奇小説とされてた頃の短編みたいなまとめ方。創元推理文庫とかに入ってたりするような。こういうのも趣向が変わって面白い。まあこのテの終わり方が使い回されて劣化すると「夢オチかよ」とか言われるようになっちゃうんだが。
三丁目の夕日」とかとはずいぶん違うけど、これも思いっきり懐かしの昭和30年代モノではある。まだ日本が貧乏だったころ、建物が平べったくって空が広かったころの東京ですね。こうして見ると、ねずみ男とか歩いてても違和感ないな。
原作だと、ただ見に来ただけで、すぐ帰っちゃうチベットの高僧の名前ってチンポ氏じゃなかったっけ。とりあえず今回も活躍したのは目玉親父で、鬼太郎は叩かれてのびてた。