魍魎の匣 #5 千里眼の事

此の世にはね、不思議なことなどなにひとつないのだよ。
5話目にして真打ちの登場です。半目で見据えるような目つきが迫力あってこわいです。風鈴がちりんと鳴って、京極堂のきめぜりふで幕。やっぱりこれがなくっちゃアニメにした甲斐がない。
榎木津さんもようやく登場です。原作でもたしか美形だとなってたし、こういうキャラデザが本来なんだろうなあ。なぜか知らないが、原作を読んでる間ずっと、もっと顎の張ったガタイの大きな偉丈夫をイメージしてました。ダブルの背広が似合うようなタイプ。
とりあえず千里眼のウンチクをひとくさりした後は、本作の二大奇人の説明は一切せずにハッタリかましまくって引き。話がポンポンとんで話がどっちを向いてるのかもわからず引き回される作品なんだけれど、うまく引きを作って初見の客を逃がさないようにしてるなあ。