かんなぎ #10 カラオケ戦士マイク貴子

ヤマカン執念のカラオケ回。素人っぽい歌い方の表現にこだわるし、妙にマニアック。仁が前を横切ると歌詞を読もうと秋葉が伸び上がったりとか、芝居が細かいです。カラオケを舞台に細かい日常演技でキャラ描写、というのは今だとわかりやすいのかな。仁をめぐってつぐみとざんげが張り合ったり、仁が大鉄を意識してたりと微妙な心理戦を密室劇でねちっこく続けてたのはこだわりを感じた。派手なギャグもデフォルメもなしで、ずっと実写風に見せている。ちょっと席をつめて隣に仁を呼ぼうとしたり、仁の一言で呆然となったり、そういうつぐみの仕種がなにより描きたかったのではないか。まあアバンがらき☆すたEDだったり、見たような後ろ姿のキャラが集まってる部屋があったり、別種のこだわりがあるのかもしれないが。
かんなぎ