とらドラ! #12 大橋高校文化祭【中編】

間違ってるとか間違ってないとかじゃないの。そんなことより大切なことってあるから。
だからあやまるとか許すとか、そういうのが必要になってくるの。

とらドラ!
大河、なんかばかちーになついてる。大河がばかちーとケンカしかけたときにみのりんが突拍子もないやり方で仲裁に入るのがこれまでのパターンだったけど、竜児とみのりんが険悪になって大河が仲裁に入るというのは新しいパターン。
大河はやけに健気で、慣れない気を遣ってます。竜児はやけに意固地になって空気も読まずに意地になってます。櫛枝はマジギレしてるし、川嶋亜美は頼れるお姉さん風だし。なんだかキャラがこれまでとは反対になってます。でも、キャラが唐突に変わったわけでなく、これまでの性格を別の側面から描いて、空気を全く変えてしまってます。不器用な大河はなにか「父親的なもの」を信じたいのでしょうか。竜児が「大河が父親と一緒に暮らして幸せになる」ことを願ってまわりの警告を無視してるのは、母親との二人暮らしの環境が影響してるようです。亜美は、素の自分を信じてないけれど、他人のことなら客観的にかなり的確な判断を下せるみたいですね。戦略は正反対でも、仮面をかぶって素の自分を隠そうとしてるのは櫛枝も川嶋も同じ。ただ、みのりんが大河の父親のことで感情的になる理由はまだよくわかりません。「大河の父親」という要因を投げ込んで、各キャラがこれまでと違った反応をすることで全体の関係ががらっと変わってしまう。奥深いなあ。
しかし、ばかちーは大河と竜児の前では素でやりたい放題してるし、相変わらずアイドルのポジションも維持してるし、ほとんど我が世の春状態な気がする。
暗い客席で騒ぐ独身先生とか、大河がクレープ食べてるシーンとか、妙なところで作画がはりきってる回でした。