とらドラ! #21 君のいる景色

アニメで納豆をかきまぜるのはむずかしい。実は幽霊が苦手なのはあーみんだったというオチ。
大河は「本当のお母さん」のとこで療養中。アレ、てっきり最初のお母さんって亡くなってたのかとばかり。大河は最初のお母さんとは仲がいいんだそうで、療養の名目でここぞとばかりに甘えまくってきたらしい。しかし事故の連絡がなんでそっちにいったんだろう。あの父親が知らせた?そういえば、あの父親って最後に後妻と別れるとか別れたとか言ってたけどどうなったんだろ。最初のお母さんの方は娘の一人暮らしをどう思ってるんだろう。大河の家庭は謎が多いなあ。
竜児相手に本心を打ち明けてしまったとは気付いてない大河は、誰もなにも聞いてないことを確認しておもいっきりさっぱりした表情になります。竜児が大河をドジだって言うのは、大河が自分の中の「好きだ」という感情を消せると思ってるからですね。そして、せっかく北村と付き合えるようになりながら竜児を好きになってしまう大河をドジだって言うのは、櫛枝実乃梨への想いのつまった段ボール箱を見ながらも逢坂大河のことを考えてしまっている自分に向けられた言葉でもあるのでしょう。今回は流れとしては竜児が悩む回なんですが、そこで出てくるのが進学問題、というあたりがまた生々しいなあ。
鉄壁の仮面で天然系元気少女に戻ってる櫛枝実乃梨は、見えない幽霊に憧れるんじゃなくて見えてるものに突進して迷わないんだと川嶋亜美に力説します。あーみんにわかってほしいとは思ってるようですが、ここに至ってもみのりんの話はもってまわって、何が言いたいのかよくわかりません。大河との愛に突進する、わけじゃないよね?男女両ソフトボールの部長をやって、バイトもいれまくって、やたらと忙しくしてるのは竜児とのことから逃げてるようにも思えるけれど、そういうことじゃないんだと言いたいのか、なにか具体的な目標があるんでしょうか。
自販機の隙間でやさぐれていた川嶋亜美は、みのりんを見てため息ついたりして竜児が来るのを期待してたのかな。正直言って彼女の場合、竜児が好きで実乃梨との間を邪魔しようとしたというより、自分が失ってしまった楽園に住んでる三人が妬ましくって引っかき回したように見えます。でもみのりんをちょっとつついたらたちまち壊れてしまったのも計算外なら、ケンカを売ってみたら電波な自分語りを聞かされる羽目になったのも計算外で、手を出せば出すほど泥沼にはまるばかり。
いっそばかちーも含めて竜児、みのりん三人で大河をとりあう話で見た方がすっきりするような。
ところで原作の方の「とらドラ!」10巻が出てますね。アニメ終わるまで買わないけど。