著者は
経済企画庁(当時)出身の
エコノミストで、
インドネシア政府の経済政策アドバイザーとして
アジア通貨危機と
スハルト政権の崩壊を間近で目撃するという得難い経験をして本書を著した、んだけれども中身はネコの話ばっかりでびっくり。いなくなったネコを探して町から村から、夜中の山の中までさまよったり、探してる間にまた別のネコを拾ってきたり、ネコを探してる日本人として有名になって現地に溶け込んでいく様子が詳しく描かれています。
インドネシア、特にジャワ島の生活風俗などもいろいろとわかりやすく解説されています。
インドネシア経済の解説もちゃんと巻末に載ってました。
経済の解説もネコの話もどちらも面白くトクした気分になったけれども、きわめて特殊なニーズだとは思う。