劇場版マクロスF 虚空歌姫イツワリノウタヒメ

TV版は見てません。だから再構成したと言われても、違いはわかりません。話はわかりやすいというのか、わかりにくいというのか。「ハルヒ」の、たしかみくるの冒険だったっけか、観客は物語の開始早々に無茶な設定を受け入れさせられるものだってのがあったっけなあとか思い出したり。マクロスといえば歌と戦闘と三角関係だけど、むしろその三要素で回る世界を成立させるためにマクロスがあるというべきか。中学男子の妄想をいつまでも忘れずに戦い続ける厨設定のチャンピオンなんだと思います。
映画は、ファンが劇場版に望むことを満足させる豪奢な造り。シェリルのライブとミサイル乱舞のバトルアクション、そして細かなガジェットに彩られた移民船の日常描写と、25年の蓄積の厚みを実感させます。息を呑む迫力の映像だけでも充分楽しめるけど、やっぱりマクロスOSTくらいは聴きこんでたほうがいいかなあ。
いずれにしても観るならやはり劇場で観るのがいいでしょう。