おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 #12 9回

ストーリーの盛り上がりを演出、作画の両輪が支えて今期屈指の名エピソードだった。
たたみかけるようなピンチの連続を、西浦高総力をあげて乗り越えるも、9回ダメ押しのスリーラン。呆然とする西浦ナイン、そしてついに三橋のコントロールが崩れる。こっから三橋が自分で立ち直って、掛け声一つでチームを立て直すことでエースであるという意味を自覚する。この後に、田島のサインに三橋が初めて自分の意志で首を振り、バッテリー間の相互的な関係を理解する。三橋が大きく成長したところで、西浦最後の攻撃へ。最強の燃える展開。
でも奇跡は起こらない。情報戦で優位を得ていた西浦は、逆に情報戦で引きずり回され、負けるべくして負ける。最後は西広の三振で終わりって容赦ないね。
試合中のカットもすごかったけど、試合終了後も、三橋と阿部のツーショットとか、余韻を響かせたいい演出でした。