民主党は14日午後、任期満了に伴う党代表選を東京都内のホテルで行い、党所属国会議員が投票した。11日までに郵送された党員・サポーター票、地方議員票とともに開票した結果、菅直人首相(63)が合計で721ポイントを獲得し、小沢一郎前幹事長(68)の491ポイントを上回って党代表に再選された。

ヘッドラインが流れた瞬間、円が50銭くらいすっとんでワロタ。
地滑り勝利の展開は、小泉さんが勝った自民党の総裁選みたいだけど、状況が全然ちがう。別にこれで菅直人ブームになるとかじゃないし。多分、小沢さんが嫌われたというより、政治家が嫌われたんだろう。
地方の中小企業の社長さんたちの集まりで民主党総裁選の話題になると、菅直人の方がいいと言う。「仕事ができなそうだから」なんだそうだ。政治家が余計なことをしなければ、必要なことは役人が淡々と処理してくれる。民主党の「政治家主導」にはもうこりごり、という感じなんだろう。言い換えれば首相続投は民主党の自己否定みたいなものでもあるんだが、菅支持の議員や党員はわかってるんだろうか。
ちなみに私は、昔はともかく最近の小沢さんは、手段のために目的を選ばないというか、選挙のためなら政策はなんでもいいみたいな感じがして好きになれなかった。なんだか、野党小党を含めて、政界全体を見回しても、今の日本の現実を把握して戦略を実行できる人が見当たらないのがずいぶんと悲しい。