異国迷路のクロワーゼ #10 魔術幻燈 "Fantasmagorie"

あれだけの幻燈が受けるなんて、娯楽の少ない時代だったんだなあと思うのはヒネた見方と言われるでしょうか。
アニメの元祖としてジブリ美術館においてあるようなカラクリで、絵を動かして喜ぶ湯音とアリス。湯音のネコはちゃんと走ってました。心の中の願いが目に見えるんだ、とおじじの詩的な解説に納得する湯音。観客の中に見たクロードの面影は、果たして湯音の心が見せた幻なのか。一方で、クロードは、不在の父の未だ消えぬ存在感の重みを噛み締めている。
幻燈会に地下室と、暗い中でのエピソードで、照明の効果が面白い回でした。