SHORT PEACE

早起きして投票すませて「風立ちぬ」を見に行ったらずっと満席で、午後5時半の最前列しかとれなかった。それでSHORT PEACEに行ったら見事にガラガラだった。ちょっとこれはどうなのよ、と思わないでもなかったけれど。オムニバス形式で、CGと手書きアニメを融合させていかに新たな表現を見いだすか、という実験作の印象が濃かった。日本の民話やら説話、浄瑠璃、落語なんかの古典的なモチーフをわりとストレートに持ってきた感じが、日本の観客的には物足りなさが残る感じだけど、海外の賞取りにはそういうのがいいのかね。でもカトキハジメの「武器よさらば」は30年前の原作を正しく補正して、文句なしに面白い映画になってた。
「九十九」とかテクスチャーの扱いが面白いんだけど、ノイタミナの「化猫」とかテレビシリーズでやってたよなあ。大友克洋の「火要鎮」は、こんなアニメができるのかとただただ圧倒されました。もう大友は人間国宝とかしたらいいんじゃね。