アリスと蔵六 #10 小さな女王
はあちゃんのエピソードが一番好きだ。幼い自我に生じた葛藤が感情に成熟していく物語。少女が自分の言葉で自分を肯定し、世界を肯定する話。大島弓子「棉の国星」みたいだ。
生まれてきた名付けようのない「もしゃもしゃ」を持て余す沙名は、羽鳥と歩に混乱をそのままぶつけるが、「もしゃもしゃ」は増すばかり。ワンダーランド内で沙名と羽鳥の能力が相殺しあった結果、二人の能力が無効化され、ワンダーランドは暴走を始める。
結構原作改変キテますね。原作ではアリスの夢の拡散は沙名が閉じ込められたのと直接関係なかったのが、沙名が暴走の引き金引いたようになってる。あと原作では蔵六と早苗もワンダーランドに閉じ込められてただ物見遊山してただけみたいになってたけど、アニメだと外から助けるっぽい。来週は蔵六がしっかり活躍するんだよね、きっと。
こっからの展開次第ではあるけど、原作を膨らませたり思い切った改変して成功したアニメになるのではないか。
コミックスだと4巻から5巻あたりの話だけど、とりあえず今だと1巻はkindle unlimitedで読める。
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