青池保子「ケルン市警オド」

中世ドイツが舞台の警察モノで、「修道士ファルコ」からのスピンオフ。街外れで発見された少年の遺体は、事故死とされるが、オドは事件の匂いを嗅ぎつける。一方、ケルン最古参の参事ベルガーと新参のハーゲンの対立が傷害事件に発展する。事件の後処理に市の上層部が追われる中、オドは少年の死の真相を追い続ける。
伏線でうまく誘導して、適度に先が見えやすく、適度な意外性もあって、バランスが良い塩梅になってる。謎への興味ではなく、あくまで話の面白さで引っ張っている。
ケルン市警オド 1 (プリンセスコミックス)
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