プリンセス・プリンシパル #1 Cas13 Wired Liar

なぜ1話がCase13?時系列シャッフルか?あまりそんな感じはしなかったが。
東西に分裂した19世紀ロンドンを舞台にした少女スパイアクション、と銘打ってるがスパイものと探偵アクションものと取り違えてるんじゃないのか。絵とかアクションとかかっこいいけど、脚本がわけわからん。
東ロンドンが、ノルマンディー地方を含むアルビオン王国、西ロンドンがアルビオン共和国で、東側で共和国のスパイをやってる女学生たちが主人公。亡命希望者を潜伏させたら、実は二重スパイだったという話だけど、なんでいきなりスパイが正体明かしてるのかわからん。王国のプリンセスがわざわざ実はスパイですとか自己紹介しに来てるし。そんなの仲間内でも秘密にするような情報だろう。そもそも亡命希望者を自分たちが通ってる学院に潜伏させるとか、意味がわからん。プリンセスに驚くシーンが欲しいだけのために書いた安易な脚本なんじゃないのか。
後半、亡命関係の情報をエサに二重スパイを罠にかけて、実は最初から疑ってましたというんだけど、ますます組織の秘密洗いざらいしゃべった意味がわからん。話はそっからさらに、二重スパイが連絡しようとしてた公安警察の拠点かなんかに殴り込みかけにいくんだけど、そんなことする必要あるの?二重スパイ殺して終わりでいいじゃん。公安警察の拠点を探るためにわざと騙されたふりしてて、最初から破壊工作が目的だったとか?全然そういう話には見えなかったけど。悪の秘密組織と戦う少女たちの秘密結社みたいなノリだった。昔は秘密探偵ものとかあったけど、スパイよりそっちでやったほうがよかったんじゃね?ともあれ、もしテロが目的だったのなら、この後速攻で逃げるよね。王国内でスパイ活動続けるんだったら、こんな派手なことしないよね。どこがスパイものなんだか。
亡命希望者には事故で高額の医療費がかかる妹がいて、それが弱みになって利用されたという背景があって、殺された後に妹に多少なりとも救いのあるラストになってるあたりは、ちょっとスパイ映画風を意識した感じにはなってる。