プリンセス・プリンシパル #6 case18 Rouge Morgue

ドロシーとベアトがモルグで死体漁りする話。なんかまた父親が死ぬ話だね。
二人は連絡員の死体から暗号表を取り出すために、モルグで死体が届けられるのを待つ。ノルマンディー公が暗号表を回収しようとしてて、モルグで死体を確認してる協力者がドロシーの父親。典型的なDVオヤジで、妻と娘に逃げられた挙句身を持ち崩したらしい。やばい借金取りに追われて、儲け話に飛びついたということなんだろう。
モルグでドロシーは早速親子ゲンカ始めちゃうし、そんな目立ってていいんか。一方で親父は借金取り相手に娘自慢とかしちゃって、ほんと何も考えてないなこのオヤジ。案の定カネ返せないなら娘を売れとか言われてる。
ベアトリスが暗号表を見つけると、ドロシーは写しを作って、素知らぬ顔で父親に渡す。ノルマンディー公に無事回収できたと思わせるためだけど、父親を救えるとか、つい喜んでるドロシーさん。散々酷い目に遭わされたのにね。父親も大喜びでカネに換えに行くんだけど、スパイはそんな甘くないだろ。
ドロシーが待ち合わせ場所のパブに行くと、待ってたのが借金取り。てっきり父親に売られたと早合点したドロシーの大立ち回りで借金取りは瞬殺。でも父親はずっと娘をかばってたと分かって、ドロシーはベアトと上機嫌で父親を待つ。ベアトが声芸で父娘の思い出の曲を歌うと、やがてパブは大合唱に。しかし父親は死体となってモルグに横たわっていた。
昔のチャップリンの映画とかみたいな話。きっちり作り込んで、泣かせる話に仕上げてるんだけど、でもこれスパイものでやる話なの?
そもそも極秘任務中のスパイを便利使いすんなよなあ。
プリンセスが非公式に抱えてる秘密のチームとかで、プリンセスの切り札とか、なんかそんな設定だったら全然アリだったと思うけど。