羽海野チカ「3月のライオン」

中学生でプロ棋士になった、現在高校生の桐山零を主人公にした将棋マンガ。将棋で勝った負けたを繰り返す棋士たちのドラマだけでなく、その周囲の人たちを含めたいくつものドラマを重ねていく群像劇の面白さでは、海街ダイアリーと双璧をなす。
13巻は二海堂回で、絶好調の二海堂が宗谷名人と白熱の戦いを繰り広げる。続いて「死神」滑川七段のレクイエムみたいなエピソードがあって、最後に幸田香子の切なくなるようなエピソードが。