大場つぐみ小畑健「プラチナエンド」

DEATH NOTEバクマン。のコンビによるファンタジー。十三人の天使がそれぞれ一人ずつ神候補を選んで、最終的にその中から次の神様を決めるという話。神候補は生きる希望をなくした人たちで、天使の力を授かって、その天使の力で誰が神様になるかを決める。天使の力は、自在に空をとびまわれる翼と、相手を33日間操れる赤の矢、相手を即死させる白の矢の三種類だけど、天使のランクによって三種類全部もらえたり、翼か赤の矢かどちらか一つだったりと、違いがある。で、神様の決め方をどうするのかはよくわからなくって期限だけ決まってて、案の定殺し合いになる。
バクマンで色々劇中作の形でマンガのネタが出てたけど、リバーシを実際に作品化してみたって感じ。色々縛りのあるルールを設定して、その範囲で頭脳戦をやるのは大場つぐみの得意技で、これもそういうマンガ。主人公が善人で、人は殺したくないとかみんなが幸せじゃなきゃ嫌だとか、色々めんどくさいので、それが一番大きな縛りになってる。
ただ理屈で幸せになるわけじゃないからねえ。