プラネテス

ハキムにあだ名をつけてなかったことを思い出すギガルトのアバンタイトルで始まり、エンジン爆破テロの後日談が続く。最後は、絶望も孤独も後悔も全部俺のもんだ、というハチマキの名セリフ。原作では内省の末、もう一人の自分に追いつめられたハチマキだったけれど、アニメ版ではそれをひとつひとつエピソードにして積み重ねていくという非常にオーソドックスなドラマ手法をとる。畳み掛ける構成を堪能しました。忍者たちのエピソードもひとひねりしてここで使ってくるとは思いませんでした。最後のセリフも、タナベに向かって言ってる部分ともう一人の自分に向かって言ってる部分とが重なって、重層的になっていました。