蒼穹のファフナー 最終回 蒼穹

最後のクライマックスがカズキとソージの睦言ということで、まあそういうアニメとして全うしたのかな、と。
生と死の痛みを学んだ乙姫がコアとの同期を前にして、覚悟は出来てるはずなのにと涙ぐんでしんみりしたり、同じく痛みと死への畏れを学んでフェストゥムから分離した人格に向かってソージがこれは痛みと死への怖れに耐えて戦う消耗戦だ、と叫んだりと一時間スペシャル枠をふんだんに活かしてカッコよく盛り上がる流れでした。要所要所ではスゴいよかったと思う。でも終わってみるとなんかよくわかんなかったというか、丁寧に見直せばいろいろ筋は通してありそうな気はするんだけれど、そこまでする義理はないというか。わけわかんない敵だったフェストゥムにいきなり人格が出現してわかりやすくなったかと思うと、そいつは「俺はここにいるー!」とか勝手に叫びだすし、ソージが復活するといつのまにか、天に向かってのびてるパイプの中を上昇中のなんだかを狙撃できるかどうかで勝敗が決まるんだということになってる。で、見事撃破するんだけど、なぜか敵は生き残ってて襲ってくる。別に気にしないで見ててもよかったんだけれど、最後までツッコミ心を刺激せずにはいられませんでした。