交響詩篇エウレカセブン #23 ディファレンシア

レントンホランドがそれぞれまわりからフォローされる話。思い込みの正義感で突っ走るレントンと、エウレカに正面から向き合えずに逃げ回るホランド
ボダラクの少女を連れ回すレントンは、救うためになにも出来なかったエウレカを少女に重ねてるんだろう。瀕死の病人を連れ回すなとか、夜間外出禁止令が出てる中をうろついてよく見つからないなとか、ツッコミ方はいろいろありますが、とことん中二病レントン君に感想サイトも不満爆発です。
「生命は大切だ」というレントンの叫びがテロの引き起こす憎悪の連鎖の一つのコマでしかない中で、救いをもたらすのは従容として死を受入れる少女の母親だというのは意図した展開だとしたらずいぶんと皮肉な構図である。
「年頃の子供を息子に持つってことは」と繰り返すチャールズとレイはけっこうレントンに感情移入してるように見えて、彼とゲッコーステイトとのつながりをホントに知ってるのかとも思う。でもこのいい人っぷりのわざとらしさはキャラを演じてるともとれなくはない。落ち込み中のレントンはそこまで気が回らないけれど、軍からすぐに釈放されるチャールズって何者という疑問は持った方がいい。
エウレカレントンへの好意を自覚してか久々に笑顔を取り戻します。その一方で無防備な爆弾発言に月光号は大揺れ。ホランドのヘタレっぷりには磨きがかかってきましたが、タルホ姐さんもすかさずフォローしちゃうしけっこう甘いよな。レントンは単なる家出じゃねえ、と吼えるホランドだけど、そもそもゲッコーステイトが軍と戦ってる理由ってちゃんと説明されてないような。レントンが自分で見つけ出すまで、視聴者にも教えてくれないのかなあ。