おねがいマイメロディ #52 夢の歌がとどいたらイイナ!

「君は僕を責めないの」「責めるって?」
まさにこのための天然ボケキャラか、と納得させるクライマックス。ついに世界中が雲に包まれて少女隊だけが残されたとき、長女の奏がまずアカペラで歌い出すシーンからテレビの前の大きなお友達みんなも一緒に歌ってとお願いする流れはマイメロ1年のしめくくりにふさわしく、大地も揺らす勢いでした。髪の毛と戦うあたりはちょっと心配したけど、後半の盛り上がりは期待に違わず感動的でした。しかしイントロのヘンな踊りは誰が振り付けたんだ。
「ごめん」ですむと思うなよって、マイメロはスルーしてもマイメロ母は見逃さない。後半テーマがかぶったふたご姫はどうしても比べられちゃうけれど、このあたりの落とし前の付け方が、キャラとハートでおおまかカバーなアニメにはなかったんだよなあ。でも、ルミちゃんとマイメロ母が二人で笑うラストは怖すぎです。
クロミが光の円盤よりバクを選ぶのが、余った円盤に乗って小暮が助けに行く伏線になってたり、キスを迫るバクの大アップで精神力を振り絞る柊にダーちゃんが押されると呼び方が「柊恵一」から「柊様」に変わったりとか、いろいろ芸が細かい。マイメロの紅茶ネタとか、小ネタも相変わらずだけど、柊先輩のネタふりが多かった気がするのは新シリーズへの伏線か?結局歌の恋愛問題は妹オチでした。
最後はなぜか唐突に町中に温泉が湧き出して、男のハダカ大サービスです。いったい誰の夢の扉が開いたんだ。