Fate/stay night #22 願いの果て

ようやく士郎の心情が語られた。大災害の中で生き残ったことで、死んでいった人たちに責任を感じているというようなことらしい。そんなん最初に出しといた方がよかったんじゃないの。むしろ、桜とか凛とか、あるいは他の一般生徒たちとかにとって前回聖杯戦争時の大火災はどんな意味をもってるのか並べて比べた方が、士郎の行動とかも説得力が出たろうに。士郎の回想シーンばかりではピンとこない。これじゃまるで、士郎以外はハリネズミくんが忘れさせちゃったみたいじゃない。この作品世界の中での士郎の立ち位置がどうにも説得力をもたないんだよね。
セイバーさんはいよいよアーサー王なんだなあ。なんかヒロインなのに、背景説明は参考文献読んどけ、みたいな丸投げ感が漂ってるのがいかんともしがたい。しかしアーサー王が女だったら、グィネヴィアとかはどうなるんだ。
イリヤが人間じゃなくなってくとか、ランサーのマスターはもう死んでるとか、相変わらず意外なだけの展開が続いてるけど、とりあえず聖杯を壊すことで士郎とセイバーの目的が一致したらしいので最後は話に方向性が出てくれると期待しとく。