魔法使いの娘

魔法使いの娘 (4) (ウィングス・コミックス)

魔法使いの娘 (4) (ウィングス・コミックス)

那須雪絵のコメディタッチなホラー物。陰陽師な父親に育てられた娘がホラーでオカルトなもめごとに巻き込まれてく。今市子の「百鬼夜行抄」を連想するけど、もうちょっとコメディ色が強い。ただ怪談めいたエピソードで、日常世界の中に異界が紛れ込んでくる感覚は共通するものがある。蟲師とかだと、舞台の時代が違ってるんで異界により近い印象があるけれど、日常と異界との距離感は似たところがあって、やっぱり水木しげるに連なる妖怪マンガの系譜なんだろうなあ。