- 作者: 今市子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2017/08/21
- メディア: コミック
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影にいて気配だけがするモノ、目の端にちらっと映る気がするだけのモノとかが異様に怖くて、姿形のはっきり描かれた妖怪たちはどこか愛嬌があったり憎めなかったりする。でも、それは実は同じものだという、怪異の両面を同じマンガで描いてしまうというのはそうできることではない。日常と怪異の混じり合う幻想的な作風で、密度の濃い内容ながら説明は少なく構成は凝っていて、じっくり読まないと混乱する。ミステリではないんだけど、叙述トリックというか、何が現実で何がそうでないか、誰が人間で誰が違うのか、混乱するようにできているので、その構成に幻惑される感じが良い。
26巻までの間で、律が高校卒業して大学生になったくらいで作中時間はあまり流れてないけれど、それでも少しづつ変化は訪れている。最新刊では蝸牛の姉、水脈の子孫が登場する。まだ飯島家の人間と直接会うには至っていないけれど、何か因縁めいたネタが進行してるみたいで、続きが楽しみだけど、いつ出るんだろ。
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百鬼夜行抄 文庫版 (ソノラマコミック版) コミック 1-16巻セット (朝日コミック文庫)
- 作者: 今市子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/01/07
- メディア: コミック
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百鬼夜行抄 新版 コミック 1-24巻セット (Nemuki+コミックス)
- 作者: 今市子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/07/07
- メディア: コミック
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