めーちゃんのハリセンで学美の宙返り。技を覚えたな。理事長にツッコめないたかちゃんもステキ。
愛光学園との吸収合併と学園祭中止が決まり、生徒会は反対の署名運動を始めるが他の生徒たちは盛り上がらない。そこを付かれた学美は全校生徒７割の嘆願書名で復活という条件を突きつけられる。期限はあと168時間。燃える王道展開だね。シリーズ構成マトモじゃないの。
作画レベルが高いだけに、学美のアジ演説のバックとか芸のなさが気になった。桜園長先生の口パクとか、なんかズレてなかったか？
学美って、リーダーしか出来ないタイプだな。優れたリーダーはビジョンを示すというけど学美はその資質をまず超演出で示し、次々と仲間を集めていく。机の前に座ってるのが苦手でデスクワークは無理だけど、アジとオルグは大得意。でも壊れると空念仏を繰り返すだけ。理想的なリーダーシップは火事場泥棒の親分だとか言ってたのは蓮見重彦じゃなかったかと思うんだけど、それはメンバーが各々自分の最高の結果を出すよう勝手に励むことがチームの最高の結果につながるような舞台を設定することだといった意味だった。そこではリーダーは触媒でしかなくて、実際に結果を出すのはメンバー各人。学美が「まっすぐゴー」しか言わないのは別に頭が弱いとかそういうんじゃなくて、具体的な計画を詰めるのはめーちゃんの役割だから。学園祭のテーマも光香と芽生が決めたし、学美が先頭に立って走り回るだけの話にしないでむしろ空回りしそうな学美をまわりでフォローしていく話になってる。「触媒」ということを強調してるんだと思う。その意味では、復活した学園祭の当日には学美はもう転校して次の学校に行ってるという終わりもアリでしょう。
（追記）
私を含めて99.9%の視聴者は学生運動の世代ではないわけで、そういう人から見れば「反体制」だの「粉砕」だの言われても寒いというか、引くというか、格好悪いとしか見えないわけで。やるならそこら辺の展開を笑い飛ばすような構成にしてくれないと観ているこっちが困るわけで。そういう点では今までまなび＠堀江由衣視点で見ていた物語が一気に一般生徒側に変わってしまった感じ。
ただやっぱね、現実の感覚で言うと、学園祭が学校の事情でなくなりました、という事になったとして、なんの抵抗もせずに受け入れてしまう学生っていうのは説得力がないね。
感想サイト回ってたら、正反対の受け止め方があって大変興味深く感じました。私は物語の流れの通りに生徒会側から燃える展開に乗っかったけど、引いてる一般生徒の反応も特に意外とは思わなかった、という感じ。この受け止め方の差って……やっぱり世代なんでしょうか。感想サイトの書き手にとってもけっこう怖いアニメなのかも。
