電脳コイル #15 駅向こうの少年

駅の向こう側に行ったヤサコは、イサコと間違えられて地元の少年達に追われたところを、タケルという少年に助けてもらう。二人は、ヤサコの小さい頃の記憶にある、鳥居が並んだ石段を探すが、なかなか見つからない。タケルは、古い空間の中にあったメガネをかけないと見えない場所ではないかと言い出す。駅の、ヤサコたちの住む側が活動中心だったサッチーが、最近駅のタケルたちの住む側にもひんぱんにやって来るようになって、古い空間がどんどん消されている。だから早く見つけないと消されちゃう、と言うのだけれども。
だんだん昔の記憶を思い出して来るヤサコ、でも肝心なところは思い出せない。ヤサコは古い空間を察知できるイマーゴの使い手だ、とかカンナもそうだったとか、全体のつながりを暗示する事実がぽつりぽつりと明かされてきてます。タケルは、イサコつ通じてるみたい。で、来週は待ちに待ったイサコ様のエピソードっぽいですよ。
記憶の中のセピア色の田舎道を、幼女ヤサコがぼんやりと人型になったイリーガルと連れ立って歩くシーンは千と千尋を思い出すなあ。