モノノ怪 #10 化猫 序の幕

時代が下って、今度は大正か昭和のはじめくらいが舞台で、地下鉄が化け猫に呪われるという趣向です。チヨ@ゆかながカフェーの女給で登場。薬売りは全然変わってません。モブがマネキン人形って、ウテナとかでもやってたような。
なにかに操られて疾走する地下鉄の車両に閉じ込められた5人と薬売り。暗闇の中を疾走していく機械の乗り物、というのは近代になってはじめて得られた体感だから、時代の変化をうまく象徴してる。
大正モダンの世界で、場面転換も襖のかわりに電車の木のドアだし、錦絵みたいな派手な彩色は抑えられてますが和紙のようなテクスチャの風合いが面白く感じられます。
日本の地下鉄は1927年(昭和2年)12月30日に浅草〜上野間が開通したのが最初だそうですが、wikipediaの項目「日本の地下鉄」によると1915年(大正4年)に郵便貨物専用線が東京駅地下に開通してるそうです。