前半はクロミはそらピときららを離すために願い星できららの憧れのセンパイを呼び寄せる。でも、センパイはマイメロと一緒に紅茶を飲んでるばかり。
夢を失った人間界に夢を取り戻す、という本筋を確認するエピソードで、センパイを応援するクロミ、ライバルにはりあうそらピ、いい男に闘志をもやすバクとそれぞれの思惑が交差して話をふくらませていた。マイメロは空気も読まずにいきなりアタックしてるし。
後半はマイメロの人気ががバク十一郎に脅かされる話。マイメロの黒さに正面から迫ってしまって、いいのかコレ？
モテてかわいいモテかわグランプリ1位を賭けて争うマイメロとバク十一郎。バク十一郎はマイメロに投票する一方で、マイメロは観客に媚びて１位を獲得する。マイメロが誰に投票したのかは直接は出てこないけれど、毎朝鏡を見て「か〜わいい（はあと）」やってるマイメロは当然自分に入れただろう。
これまでマイメロの天然が計算だろ、というのはあくまで見る側の受け取り方で、直接は描かれてなかった。でもモテモテなバク十一郎を陰からのぞくマイメロ、というカットを描いちゃうとそこに生まれる心理も無いことにはできない。そうしてマイメロに対抗心が生まれ、受けを狙った計算が表現として描かれてしまう。
優勝へのこだわりを全く見せないバク十一郎の嬉しそうな後ろ姿を見送るマイメロというラストのカットは、流れからは当然自分の黒さをマイメロが意識するという場面になる。ただこのアニメはいつもなら親切丁寧なフォローが入ってシーンの意味を解説するんだけど、そういう解説は一切つかないので一応見る側に委ねた形にはなってる。
きららがインタビューにアイドルのテンプレ回答で答えてたり、タイトルに「きらら」が残ってれば「おねがいマイメロディ」でも「おねがいバク十一郎」でも構わなかったり、こっちもこっちで踏み込んだギャグだなあ。
あ、OPにネタしこんでたって件先週書き忘れてた。
おねがいマイメロディ きららっ☆
