鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST #63 扉の向こう側

お父様に呑み込まれたグリードが中から支援して、ついにフラスコの中の小人は生まれた場所へと帰される。扉の向こう側にいるソレは神であり真理であり、全であり一であり、自分自身である。真理は正しい絶望を与える、という自身の言葉通りに、賢者の石の力で全てを望んだフラスコの中の小人は、全てを失う。
戦いは終わっても、アルは戻ってこない。エドは、自分の真理の扉を代償とすることで、アルフォンスの体を取り戻す。錬金術で失った弟の体を、錬金術を捨てることで取り戻す。ここまでずっと、憎しみを超え、信頼を育て、仲間との絆を掘り下げてきたハガレンのクライマックスにふさわしい解決だった。「真理」に正解、と言われるってのもどうかと思ったけど、それで消えてくんだから「真理」と賢者の石はペアなんだな。
しかし、今回は結局ホーエンハイムの話だったなあ。ずっとホーエンハイムと呼んでたエドにも親父と呼ばれたし。最期はホムンクルスたちみたいに消えてくのかと思ったけど、身体が残ったのは人間として死んだということですね。そういえばブラッドレイも消えなかった。
そんで錬丹術は真理の扉と関係ないんかね。