俺の妹がこんなに可愛いわけがない #4 俺の妹が夏コミとか行くわけがない/#5 俺の妹の親友がこんなに××なわけがない

桐乃の親友あやせがけっこうイタイ人だったのでオタクがバレるとそら大変、という話。
だんだん馴れてきたような。しかしキャラ描写が深まるほど、高坂兄妹がどういう人間なのかわからなくなる。イタそうに見える黒猫は、やたらとメンドくさい桐乃にちゃんと付き合うし、庇ったりもして、えらく人間が出来てるなあ。
4話みたいなドタバタだと何も考えずに楽しめるんだけれども。高坂兄は、なんでそこまで無茶して泥沼に突っ込めるんだろうか。高坂妹は、モデルやって部活も選手になるほどで、勉強もできるしオタク活動もして、友人関係も幅広いとか、えらく活動的で、最後の開き直って啖呵きる様子とは整合するように感じるんだけれど、そういう人はだいたい、自分の趣味嗜好を隠すんじゃなくて、世間に働きかけて折り合わせて、うまく通そうとするんじゃないんだろうか。空気を読むんじゃなくて、空気を作る側にまわるとか、そんな感じで。それに挫折して屈折したんなら、あんな無防備な甘え方はできないんじゃないだろうか。
あやせとの仲直りより、黒猫との仲直りの方が見たかったかも。