菅直人首相は28日夕、米格付け会社が日本の長期国債の格付けを引き下げたことに対して「そういうことには疎い」と自身が発言したことに関し、「マーケットをみると、大きな影響が出ていない。まだわが国に対する信頼があると思っている」と述べた。

政府が頼りにならないから、というのが格下げの理由だったわけで、はからずも首相自身でS&Pの判断を裏付けてしまったわけですね。
首相の立場としては、格下げを奇貨として、財政再建に協力しない野党が悪い、と言ってみるとか党内指導力を高めるテコにするとか、政治家としての動きようはあるだろうに。つくづくカンの鈍い人だ。