ちはやふる #1 さくやこのはな

原作だと、早朝、新聞を待ってるちはやと配達にきた綿谷新が玄関先で出会うシーンから始まって、しばらく小学生編が続く。ぐんぐん読者を引き込む原作の吸引力に比べると、高校編の導入を前半に付けたアニメの初回はちょっと物足りない気もした。シリーズ構成上、そんなに長く小学生編できないんで、回想としてまとめちゃおうとしてるんだろうか。
ちはやのヘッドフォンから微かに百人一首を詠み上げる声が聞こえたりとか、細かいとこでこだわってるね。動きの描写は、アニメの得意分野だからいいんだけど、この作品では「音」も重要で、想像で補えるマンガと違って、アニメでは実際に聞こえてしまうからかえって大変なんじゃないかなあ。ということで、「音」と「動き」の表現に期待したい。