ちはやふる #25 もれいづるつきのかげのさやけさ

最終回。もはや人間ばなれした周防名人の強さに、かるた部一同は声も出なくなってしまうけれど、なにくそとヤル気をみせたところで、俺たちの戦いはこれからだエンド。新入部員をあつめなきゃ、という話になって、また千早がスカートの下にジャージでポスターを貼っているという、1話冒頭のエピソードが繰り返される。でも、1年経って確実に変化が見えるというキレイな終わり方。そうか、これがやりたくてわざわざ高校生のシーンから始めて小学生編にもってく構成にしたのか。原作が連載中のアニメ化なので途中で終わるのは仕方ないんだけれど、ちゃんと1個の作品として成立させている。ここまで手を尽くした仕事ぶりには感嘆せざるをえない。
原作自体が滅法界面白いから、アニメが面白くて当然と思われがちだけれど、アニメにも原作に負けないだけの力があったからこそ、ここまで面白いアニメになったんだ。