ちはやふる #2 からくれなゐに

売り言葉に買い言葉で、いきなりかるた勝負になる展開がなんか美味しんぼみたいな。しかし、テンポ早いな。読手の先生がなんだか本格的です。
新を突き飛ばして、勝負にいきなり乱入したり、カラスの巣をさがして木に登ったり飛び降りたり、と千早の暴走っぷりが遺憾なく発揮されていた。
新が千早に才能ある、と言うのは、お世辞でも何でもなく、むしろかるたでわかり合える同志に出会えた、という思いがこもった言葉。だから、悔し涙を流すほど勝負に固執していたのに、あっさり引き下がって千早に後を任せることができた。
太一は、あからさまに子供なんだけど、二人の情熱にわりと素直に引きずられていく。しょうもない意地悪を後に引かず、新に自分の罪を告白した上で、千早には言わないでくれと弱みもさらけ出す。新は、許す、と言わずに、わかると言う。こういう見せ方は少女マンガだなあ。