優等生のお嬢さんの成長物語、というのかなんというのか。恋人を男にとられてやさぐれた、とも言う。狡噛慎也と槙島聖護の最後の対決はほとんどラブシーンでした。しかし狡噛ってのもすごい名字だ。最後に狡噛らしき人物が読んでた文庫本は「スワン家のほうに」だろう。槙島がシビュラの本体に向かう直前、紅茶にマドレーヌ浸して食べてたし、今度はプルーストなんですね。
虚淵さんのアニメでは「正義とはなにか」という問いかけがなされることが多い。常守朱はアルティメットまどかになれない鹿目まどか、シビュラシステムはキュウべえでしょ。宇宙の熱的死とかは言い出さないけど、社会の安定と秩序を維持するシステムを守ることが価値だと言い、システムの制約から逃れた犯罪者を取り込むことでシステム自体を更新していくという発想はまどマギの魔女システムにつながるように思う。
