- 作者: 中島三千恒
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: コミック
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一方で、バーゼルランドへの影響力拡大に動くヴァイセンに対抗して、エルツライヒはバーゼルランド第1王子を煽ってクーデターを起こさせる。第2王子は士官学校に籠城するが、大軍に包囲されて補給もままならない中で大苦戦。そこに、ヴァイセンに帰国していたバルツァーが敵中を横断して救援に駆けつける、というところまでが前巻。
政治も戦争も、中世から近代に移行している真っ只中で、より大胆に発想を変えた者が勝つ、という環境で個人のひらめきが状況を大きく変えていく面白さが充溢してます。そのひらめきの正しさは後の歴史が証明しちゃってるので、単なるハッタリではない説得力があるし。
絶体絶命のピンチでさあどうなる、ってとこで次巻に続くとなるのが定番だけど、これはピンチにつぐピンチでもうダメかっていうギリギリのとこで逆転のチャンスを掴んで、さあこっから一気に巻き返すぞってとこで次巻に続くになる。こういうのも続きがすっごい読みたくなる、うまい引きだね。
軍靴のバルツァー コミック 1-8巻セット (BUNCH COMICS)