海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」

昨年の人気ドラマ原作完結。むしろ「分析はウザいけど役に立つ」って感じ。いや、この場合は「小賢しいけど」か。
マンガ最後まで読んで改めて、ドラマって本当に原作通りだったんだなあと思いました。
性労働力とか高齢化とかから女子力とジェンダーみたいな、話題のトピックを集めてコメディに仕上げるってのは、やっぱりすごい。でも絵はヘタだと思う。
作者があとがきでこれは呪いの物語だったんだ、と言ってるくらいだし、disenchantmentなんだと思います。京極夏彦風に言うなら「憑き物落とし」。少女マンガって、わりとこういうことをずっと考え続けてきたジャンルなんだとは思う。大島弓子とか。
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