桑原太矩「空挺ドラゴンズ」

空挺ドラゴンズ(2) (アフタヌーンKC)

空挺ドラゴンズ(2) (アフタヌーンKC)

捕鯨船みたいに龍を追いかけて大空を旅して回る捕龍船の話。獲った龍は、やはりクジラみたいに、全身くまなく利用価値があって捨てるところがない。もちろんお肉は美味しくいただく。ファンタジーグルメっていきなり流行りだしたジャンルだけど、食と生活って密接に繋がってるから、冒険譚に血肉がつくというか、生きてる感じがうまく伝わってきていいですね。冒険とはいえ商売だからソロバンも弾くけど、それだけじゃない血湧き肉躍る王道を押さえてあって、実に面白い。ちなみに龍って言ってるけど、なんか空を飛んでる巨大生物の総称のようで、色々種類はあるみたいで、シルエットは中華風の龍に似てるのもいるけど、なんか口が縦に裂けてたりして、思ってたのと違う。
なんだか女性の顔が鈴木央っぽい気がするんだけど、なんか関係あるのかな。