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日本政府は解放望まず」 クバイシ師が痛烈批判(17日共同)
外相がイラクイスラム聖職者協会に直接言及しなかったことに不満
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040418-00000003-kyodo-int

再び解決のクバイシ師「日本人は友人」(小倉孝保毎日新聞
17日ピースボートから感謝状を手渡されて「相好を崩した」
反米感情の裏返しとしての親日感のようだ。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040418-00000105-mai-int

「日本が経済支援に言及」 クバイシ師が不快感
「われわれは人道的問題を経済問題との引き換えにする気はない。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040419-00000013-kyodo-int

日本政府のメッセージをいつも「誤解」しているというのは、政府のコミュニケーションが悪いということも充分ありうることだけれど、聖職者協会の政治的な発言として読む必要があるのかもしれない。
政治力強める聖職者協会(小倉孝保毎日新聞

 クバイシ師ら聖職者協会の狙いは、はっきりしない。同協会はスンニ派の中でも反米的な組織として知られ、同師本人も舌ぽう鋭く米国を批判する。協会そのものが武装勢力に極めて近く、いわば「政治部門」と「軍事部門」の関係にあるのでは、との憶測もある。
 クバイシ師は人質解放に貢献すると同時に、反米的なメッセージを広報し、国内で注目を集めている。それはイラクで多数派のシーア派に対抗する戦術の一つとも受け取れる。
 昨年7月、CPAが元亡命イラク人を中心に設立した統治評議会だが、「米国追従」「よそ者による統治」と国民から不満は絶えない。統治評議会への支持が急落する一方、国民の期待は宗教勢力に集まり始めており、クバイシ師は確実にその流れに乗っている。

まあ、事件で一番株をあげた人だよね。ファルージャでの停戦とどこまで関係があるのかないのか、になると憶測しかないけれども。

 ファルージャ近辺では、米軍に包囲されたファルージャを救うために、テロリストでもなんでもない普通のイラク国民がやむにやまれず、交渉に使えそうな外国人を片端から拘束したということらしい。とすれば、ビデオの素人くさいミスの数々も納得できるし、すぐに解放声明をだしたあたりもわかる。おそらく、彼らはファルージャ近郊の農村に住む善良な一般人なのだろう。

助けてもらって言いたくはないが、どうも借りを作りたくない相手に借りを作ったような。