総選挙はてな

26日の続き。逆裁定はできない、と書いたけれど理論的にはできないわけじゃない。割安な市場で10政党の株を10株づつ買って配当をもらえばいい。ただ、それまでの間に発行株数がふえて1株あたりの期待配当が下がるリスク、公職選挙法違反の懸念で結局配当がされないリスクがある上に、配当まで株を持ち続けなくてはならない。裁定売りは、すぐに資金回収できるために何度も買っては売り買っては売りの回転を繰り返して、手持ちのポイント以上の売りが可能で実質的なレバレッジ効果を利用できる。しかし裁定買いでは手持ちポイント以上のポジションは保有できない。だから実際にはできないし、やったとしても価格形成に影響を与えるようなインパクトはない。
それでも、裁定売りの結果安値で叩き売られる株の底値拾いは面白いかもしれない。平和党株が出来値0.1に対して売却希望価格0.01と大きく開いてたので、買い手がいなくなって売りがたまってるのではないかと考える。で、0.01なら100株で1ポイントだしオプションのつもりで買ってみた。
でも売り手ごとにロットが分かれるから、小ロットを集めるとコストがかかっちゃうんですね。10株は0.01ポイントで買っても切り上げられて1ポイント支払うことになる。履歴の表示も0.1ポイント。結局履歴の取引価格に0.1ポイントが並んでても、0.1ポイントの購入希望を出してるのかどうかはわからないってこと。ああ、こりゃやっぱり売り方有利だわ。
売り方にとっての不都合は1点、表示されてる購入希望価格が全くあてにならないこと。