闘牌伝説アカギ

鉄火場から200万引き出すアカギにシロートがかなうはずもなく、あっという間に身ぐるみ剥がれてしまう。まさにっ、非情。ちっぽけな悪など及びもつかないっ、徹底した悪。
いやそんな大層なこと言われてもね。前半はニセアカギから申し込まれた不利な賭けを、自分からさらにリスクを上乗せして受ける話、後半は職場で後輩を食い物にしてる先輩をノーリスクに見せかけた賭けに誘い込む話。ロアルド・ダール短編に、他人から誘われた賭けには絶対のるな、それが勝てそうな賭けに見えたら尚更絶対のるな、という話があった。たしか赤塚不二夫天才バカボンでネタにしてたけど。今週はそんな話でした。ギャンブルでリスクの計算なんかするな、と。そっから体言止めの断定で畳み掛けるのが福永節なんだが、それはやらんのか。