モノノ怪 #6 のっぺらぼう 前編

座敷童子は雨、海坊主は風、そんでのっぺらぼうは煙が画面に漂っている。
どこまで信じていいやらなんだか妙な話です。自分の家族を皆殺しにしたお蝶が死罪を言い渡されて牢に座っている。なぜか同じ牢内に件の薬売りがいて、犯人はモノノ怪ではないかとお蝶に問う。そこにキセルの煙とともに仮面の男が現れる。男は薬売りの顔を消し、牢からお蝶を連れ出す。お蝶は男と夫婦になることにして、祝言をあげるが、そこに挨拶にきたのがお蝶の母親。お蝶が子供の頃の母親との思い出になぜか仮面の男は動揺する。すると天秤が傾き、再び薬売りが現れ、鏡を使ってモノノ怪の術を破る。
これまでの話は舞台がはっきり決まってたけど、これはどうもはっきりしない。ホントに牢に入ってたのか、祝言の芝居と同じように牢もお白州も幻だったんじゃないのか。殺人事件、は確かなんだよなあ。煙のようにとらえどころがない。
薬売りとお蝶以外はみんな仮面だし襖絵だったりなんだか背景の一部のようであったり人格が希薄で実在するのやら。
しかしお蝶さんって幸薄そうな顔してるねえ。ホクロとタレ目がポイントだと思います。