墓場鬼太郎 #11 アホな男

最終話はもう鬼太郎完全に脇役だし。鬼太郎はあの世保険を売り歩いてるだけでした。ねずみ男もあやしげな薬を売ってるだけで、本編はその怪奇に遭遇した人間たちのエピソード。先週のブリガドーンは異界に触れてまた日常に戻る話だったけど、今週は異界に行ったまま。浮き世は苦労が多くてつらいけど、死後の世界はまったり楽しいよとか貸本時代の水木しげるってこういう話多かったよなあ。
敢えてゲゲゲではない、貸本劇画時代の鬼太郎をアニメ化しただけあって水木マンガの味わいをアニメで出そうという試みは成功したと言えるでしょう。貸本劇画をそのまま動かす、というアニメ表現も面白かった。「化け猫」といい、ノイタミナ枠はこういうのが見れるのがいいね。