完成度の高い原作第１話をオリジナル要素を入れて膨らませて盛り上げた前作アニメと、方向性の違いがわかりやすく出た。まあ１、２話と派手な見せ場でカマしたからね。１話完結でキャラと世界観を見せる紹介エピソードなんだけど、後々までひっぱる重要な伏線でもある。原作のコミカルな味わいを活かして早い展開でテンポよく見せて、最後の締めを効果的に印象づける。
まあ人体錬成の話の前にこれをやると、人生の不条理を前にして助けにすがろうとする少女を突き放す主人公のクールなシビアさが浮かび上がるんだけれど、いろいろ手を加えようとするのはそういうインパクトの強さが不安だったりするのかもしれないなあ。
