涼宮ハルヒの憂鬱 #14 涼宮ハルヒの憂鬱VI

最終回、まさに王道ボーイミーツガールでした。「なに考えてるかわからない」と言われつつも、なんせ世界が望む方に動いちゃうし分かりやすくもあけすけだったハルヒに比べると、ツッコミ王の名をほしいままにするキョンは最後まで冷静でなんだかイヤミに思えてきたり。未来人や宇宙人の話をするって、結局なにを言ったんだろう。やたら余裕カマしてるよな。
夢の中とはいえ盛り上がってキスしてアニメとしてはきれいに終わったけど、時系列シャッフルを戻すとこの後退屈があって、孤島症候群射手座の日が来るんだよね。順番通りに見たらまたずいぶん違う印象になりそうな。6でデレを感じさせつつ、こっからずっと引っ張ってくわけだし。ここから展開してってサムデイ・イン・ザ・レインで終わる流れの方が青春モノとして楽しめると思う。
とにかく演出も含めてハイレベルな作画に挑発的な仕掛けで、原作の派手なガジェットが効果的に映えたこのアニメ化は作品としても、また商業的にも大成功であった。後藤邑子出世作、ってことにもなるのかな。評価は今期唯一の殿堂入り。
さて、いよいよ原作が読める。