スティーブン・キング

夜がはじまるとき (文春文庫)

夜がはじまるとき (文春文庫)

夕暮れをすぎて (文春文庫)

夕暮れをすぎて (文春文庫)

ホラー、サスペンスの粒ぞろいな短編集。これまでの短編集だとパルプっぽいおバカなアイデアや反対に妙に詩的だったりしてスティーブン・キングといえばやっぱり長編なんだけれど、これは長編の読ませどころをうまく切り取ったサービスメニュー。「夕暮れをすぎて」の「ジンジャーブレッド・ガール」「彼らが残したもの」でのめり込んで、「夜がはじまるとき」の「N」「どんづまりの窮地」をしっかりと堪能する。