ハクメイとミコチ

森の奥に二人で住んでいる身長9センチの小さな女の子の物語。日常系ファンタジー。港町まで買い物行って珈琲飲んだり、機械の類は見当たらないけど、なかなか文明的な生活してます。お箸使ってたり、書かれてる文字も日本語だったり、異世界感というよりはとなりのトトロ的な地続き感で癒しにきてます。出てくるのは小人のほかは虫だったり、タヌキだのイタチだののケモノだったり。だいたい似たようなサイズだけれど、鳥はみんなでかい。
日常と言っても森の奥だし、家が爆発したりミミズクに追われて崖から転げ落ちて洞窟の中で野宿したり、となかなかワイルド。それでものんびりほのぼのとまとめてしまえる世界観が心地好い。あと、毎回出てくる食べ物が美味しそうです。
ちょっと変わった画面の使い方をしている。アニメと言わず映像作品一般、普通フレームは決まった画面の大きさに合わせて変化しない。テレビなら台風とか来た時にL字テロップが入ってフレームが一回り小さくなるくらい。でもこのアニメは、シーンによって、シンプルな模様やイラストの入った背景の上に、画面全体の1/2以下、1/3から1/4くらいのフレームを浮かせるとか、フレームの形や大きさを変えてみたりする。いろんなパターンがあって、マンガのコマみたい。言葉で説明するのはむずかしいんだけれど、例えばこんな感じ。

他でもみたことあったかもしれないけれど、雰囲気にあった演出としてうまく使いこなしてる。