GUNSLINGER GIRL

エルザの話。これってアニメのオリジナル?こっから原作第4話に続くんだよね。原作の最後にでてくるラウーロの写真が、あのルームミラーに目元だけ映り込んでるやつなんだ。いや、フィルムの(デジカメじゃないんだねえ)余りで撮った、偶然顔のほんの一部が映ってただけの写真をわざわざ写真立てに飾ってるところで、エルザとラウーロの関係を示すとこなんかうまいねえ。で、原作の最後にまたこの写真が出てくることを思うと、なんかそれだけで泣けそう。
嫌いな人間を敢えて避けることはしないトリエラとラウーロ。トリエラはそれで義体少女たちのお姉さん役になってるし、ジョゼを誘い出して理解し合おうとするラウーロも同僚とのチームワークを考えてるむしろ普通の大人として描かれている。まあ義体少女にへんに思い入れしたくないって防御的になるのはフツーだよねえ。でもちょっとこの対比は意味がわかりにくいです。
空っぽの暗い部屋の中で、一枚の写真を前にライフル磨いてるエルザがイタい。ヘンリエッタに愛情が足りない、と説教するし。ヘンリエッタはといえば、トリエラが義体の性格がどうなるかは「条件付けと担当官次第」と言ったのを、前半省略して「担当官しだい…」と納得してるし。こちらの描写は鮮やかでした。
しかし、ガンスリ世界って、義体を運用する技術だけは進んでるけど、他はなんか古かったり、アンバランスな感じです。寮生活とか、レトロっぽい雰囲気でまとめたいってのはあるんだろうけど。カメラがフィルム式なのは伏線に使いたかっただけかと思われても仕方ないし。今週はケータイ使ってたな。前にどっかでもっと無骨な無線機出てなかったっけ。どうもそのへんの設定がつめきれてないような。