はてなダイアリーキーワードルール改訂

キーワードの「有用性」とはなにか

以前より登録可能であった、

に加え、

を認め、さらに

  • 多くのユーザーにとって有益であるキーワード

を登録可能とする。

sasada氏はまず有用性の理念を掲げ、次に登録不可=有用でない禁止事項を列挙しています。

登録可能なもの:

  • キーワードに適した語句
    1. 多くのユーザーで共有する価値のある語句
      • 共有の辞典・辞書として活用できるもの
      • 日記を書く中で共通の趣味を持つ人とのつながりを提供するもの

禁止リストは長くなるので、リンク先を参照して下さい。
禁止リストで論点となるとしたら、

  • 「1.語句と呼べないもの」にAA(アスキーアート)は入るか否か
  • 「4.多くのユーザーで共有する価値のない語句」に、専門的な語句は入るか否か
  • 「5.多くのユーザーが迷惑と感じる語句」
    • ミスヒット誤爆)とリンクスコア・回避語登録の考え方の整理
    • 普遍的過ぎる語句とリンクスコア・説明文の充実との考量、評議会議題4号の結果を受けて、「低いスコアと説明文の充実でも、普遍的過ぎる語句を救えない」と考えるかどうか。なお、評議会決議の有効範囲については、当該キーワードに限定されるが、爾後の議論で参考にされるべきである、とあります。(http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20031216#1071529964

mitty氏は、規約・ヘルプ上の禁止事項を掲げ、次に「有用性」を定義しています。

<有用性原則>
キーワードに出来るのは、一般原則を満たすもののうち「有用性」が認められたものだけです。

  1. 名詞
  2. 名詞以外で有用性が受け入れられているもの
  3. その他
    • 多くのユーザーにとって有益であるキーワード
      • 上のカテゴリに入らない言葉は「登録申請→簡易評議会」のプロセス(詳細後述)で、「多くのユーザーにとって有益である」ことを確認した後にキーワード化できます。

禁止リストを列挙する代わりに、簡易評議会の判断に委ねる提案です。(参考http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20040628#1088422968 http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040709#1089333184 http://d.hatena.ne.jp/sugio/20040706 http://d.hatena.ne.jp/mitty/20040615#p1 自動的な投票発動についてはいろいろなアイデアがあったと思うので、これも整理しておかないといけないかなあ)

簡易評議会を経た後の「現状維持」というのは登録申請カテゴリーのまま、ということでしょうか。削除もされないけどリンク・捕捉もされない特殊カテゴリーという提案も考えられますが、私は削除でいいように思います。ただそれだと、効果の点で現行の評議会と区別がなくなりますね。ここは少し議論のあるところかと思います。
簡易評議会発動条件を人数にするか、単純に削除カテゴリーに移動された回数にするかは悩むところですが、回数だけだと嫌がらせとして繰り返し削除→もめるキーワードには反対投票の流れができてしまうことが懸念材料でしょうか。
人数を条件にすると、維持したい人は根気よくサルベージ、削除したい人は積極的に削除カテゴリーに移動して意思表示する、というパターンが予想されます。今だと、削除通知メールが乱発されることになるし、コメントはしてもカテゴリー移動は控える空気があったと思うのですが、むしろ通知メールは甘受してサクサク簡易評議会発動させちゃえという流れになるかもしれません。
キーワード削除の敷居を下げる影響は読みづらいのですが、前者の混乱の方が大きそうなので、発動条件は削除カテゴリーに移動した人数にする案を支持します。