新選組!

死に場所を定めてサバサバしてる山南敬助のまわりで入れ替わり立ち替わり気を回す仲間たち。シチュエーションコメディの手法をそのまま使って悲劇を盛り上げる三谷脚本はさすが。珍しく饒舌な斉藤一からお久しぶりの伊東四朗まで、それぞれの役柄ごとの思い入れが次々と語られます。「背が伸びる」とか苦し紛れな土方さん、全然場が読めない戦略家と箸休めのギャグでもうまく土方歳三の苦衷と試衛館派以外の幹部との距離感を出してたり。あとは明里を使ってこれでもかの波状攻撃。ここまでされちゃったらもう一緒に泣くしかありません。各役者の芝居もノリにのってて、全話中でもベスト5には入りそう。
とりあえず伊東甲子太郎空気嫁